2013年4月19日金曜日

隕石には、地球外生命体が付着していた


隕石には、地球外生命体が付着していた。 

先日どこかの国に落ちた小さな隕石を調査してみると、地球には存在しない未知の生体構成を持った微小な生命体らしきものが発見されたというのだ。



宇宙生物学者たちは、「これこそが地球の原始生命が宇宙から飛来したという証拠だ」と、その物体をとことん調査した。火に熱し、水に溶かし、細部を覗き、電磁波をあてた。強烈な熱意を持っていた科学者たちは、昼夜を問わず研究に没頭した。



どれだけ研究しても、依然として、多くは謎に包まれたままだったが、科学者たちにも、ひとつだけわかったことがあった。



「この生命体はものすごく危険かもしれない。どれだけ厳しい環境下であっても破壊されないし、栄養もいらない。また、微生物やラット、大型の哺乳類などは、ものの3日で浸食し、殺してしまう。極めて高い攻撃性を持ちながらも、まるでいたぶるようにじわじわと殺していくのは、なにかの意図があるとしか考えられない。研究を始めたころに比べて、さらに、3倍近く巨大化している。今後どうなってしまうのか、考えただけでも恐ろしい。私たちは、この生命体を再び宇宙空間へ放り出さなければならないだろう」



科学者たちはそう言い、世界中の人間がその不気味な生命体に恐れおののいた。



彼らは、未知の生命体をひどく名残惜しんだが、すぐに小型ロケットが準備され、生命体は、宇宙空間へと永遠に放り出されてしまったのだった。

「しかし、いったいあれは何だったのだ」






―――宇宙環境省は頭を悩ませていた。

「地球という星は本当に美しいのだが、どうも運悪く凶悪な連中にすみつかれてしまったようだ。星の破壊を食い止めるために、連中に対抗する生体を送り込んだのだが、やつらときたら、煮たり焼いたりと非道を尽くしたばかりか、それを宇宙空間に葬り去ってしまった。しかも、やつらは、星を一瞬で破壊するほどの威力を持つ兵器をいまにも放とうとしている。もはや、地球は諦めた方がいいのかもしれない」



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